模擬試験で正解数が増えても、理解が増えたとは限りません。同じ問題を覚えた結果なのか、試験範囲を説明できる状態になったのかを分けないと、本番前の判断を誤ります。

私の受講履歴には、次の2講座があります。いずれもAssociate Data Practitionerの受験前に利用しました。

  • [Practice Test] GCP Google Associate Data Practitioner Exam
  • 【最短合格】Google Cloud Associate Data Practitioner模擬試験問題集(日本語版)

以下、前者を「英語版」、後者を「日本語版」と呼びます。講座名は受講履歴にある原題であり、「最短合格」という表現の根拠は確認していません。

また、資格・認定が証明すること・しないことで整理した取得履歴には、Associate Data Practitionerを含みます。ただし、この二つの事実だけでは講座と合格の因果や、全受講者への適合性は判断できません。この記事では、確認できた利用事実と、そこからは判断できない評価を分けます。

先に結論

この記事で確認できた事実は次の三点です。

  1. Associate Data Practitionerの取得履歴があり、Udemyの模擬試験2講座を受験前に利用した
  2. 英語版は3周程度、日本語版は2周程度取り組んだ
  3. 本人の記憶では、英語版のほうが、公開されている選択式・複数選択式の形式で要件を整理する練習として本番に近い感覚があった

この記事では、講座と実際の試験内容の一致、合格との因果、他の受験者にとっての優劣は判断しません。

この記事にUdemyへの商品リンクやaffiliate linkはありません。講座名は利用した対象を特定するために記載し、Udemyの販売条件は扱いません。

まず公式の試験範囲を基準にする

2026年8月29日時点のAssociate Data Practitioner公式ページでは、試験時間は2時間、問題数は50〜60問、形式は選択式・複数選択式、受験料は125米ドルと税、受験言語は英語と日本語です。前提資格はなく、Google Cloudでデータを扱った6か月以上の経験が推奨されています。

公式ページから2026年8月29日時点でリンクされていた試験ガイド(英語、v1.0 PDF)は、範囲を次の四領域に分けています。

以下は、試験領域別の配分と、模擬試験後に確認する観点です。画面幅が狭い場合は、表を横にスクロールして確認できます。

領域配分の目安模擬試験後に確認する問い
Data Preparation and Ingestion約30%取り込み方法、保存先、ETLとELTの選択理由を説明できるか
Data Analysis and Presentation約27%分析、可視化、MLに使うサービスを要件から選べるか
Data Pipeline Orchestration約18%実行、スケジュール、監視、イベント駆動の境界を説明できるか
Data Management約25%IAM、governance、暗号化、可用性、ライフサイクルを区別できるか

Google Cloud認定資格一覧には、Google Cloud Next '26で発表された製品更新を反映するため試験を更新中との案内があります。一方、Associate Data Practitioner固有の新ガイド公開日や切替日は、2026年8月29日時点では示されていません。受験前には、この記事の数字ではなく公式ページと現行ガイドを再確認します。

Google Cloud Certificationの試験規約では、試験の質問・回答などを機密情報とし、記憶した内容を含む共有を禁止しています。本記事もこの境界に従い、出題内容・選択肢・正解などの試験内容は記載しません。

模擬試験を「弱点の場所」へ変換する

模擬試験の結果をそのまま合否予測に使うのではなく、公式ガイドへ戻る索引として使います。

  1. 間違えた理由を、知識不足、サービス選択、要件の読み違い、用語の混同に分ける
  2. 間違いを四つの試験領域のどこに属するか整理する
  3. 解説を覚える前に、公式資料でサービスの責任範囲と選択条件を確認する
  4. 別の模擬試験でも同じ領域を誤るかを確認する
  5. 正解できたかではなく、他の選択肢を採らない理由まで自分の言葉で説明する

周回数は「先に結論」に記載した範囲まで確認できました。当時の誤答復習順は確認できないため、上の5段階は読者が公式ガイドへ戻るための判断軸として整理したもので、当時の復習手順の再現ではありません。

英語版の印象をどう扱うか

前述の英語版に関する比較は、本人の主観的な印象です。講座と実際の試験内容の一致を述べるものでも、英語版の再現度が客観的に高いという意味でもありません。具体的な出題内容・選択肢・正解も比較・再現しません。

確認できているのは、受験前に2講座を利用したこと、周回数、英語版についての本人の主観までです。誤答の復習方法や講座ごとの理解しやすさは確認できないため、二講座の順位付けや「おすすめ」は書きません。受講履歴にあることと、読者へ勧められることは別の判断です。

模擬試験だけでは証明できないこと

模擬試験を利用し、資格を取得した履歴があっても、次のことは証明できません。

  • 講座だけが合格の原因だったこと
  • 講座内容と実際の試験内容の一致
  • 実際の試験内容を予測できること
  • Google Cloudを本番環境で設計・運用できること
  • 現在の講座内容が、将来の試験改訂にも対応し続けること
  • 別の学習者にも同じ進め方が合うこと

特に、試験規約に従い、記憶した出題内容・選択肢・正解は一切再現しません。公式ガイドの公開範囲と、試験内容を再現しない学習判断軸だけを記事にします。

受験前に確認すること

受験前には公式ページと現行ガイドを開き、四領域のうち説明が曖昧なものを一つ選びます。模擬試験の正誤ではなく、「なぜそのサービスを選び、ほかを選ばないか」を一文で書いてください。書けない箇所を公式資料へ戻る学習対象にすれば、周回数ではなく説明できる範囲で準備状況を確認できます。