この記事には広告・アフィリエイトリンクも、広告・提携関係もありません。
AZ-900に合格した後、次もFundamentalsを取るべきか、Associateへ進むべきか。私自身は複数のFundamentalsから管理、AI、設計、開発、ネットワークへ広げましたが、この取得順が全員の正解だとは考えていません。
2026年8月29日時点で、Azure Fundamentals(AZ-900)はMicrosoftが「一般的な出発点」と案内するBeginner資格です。ただし、すべての上位資格に必要な前提資格ではありません。次の一枚は難易度順ではなく、Azureで何を判断・実装したいかから選びます。
30秒で決めるなら、役割から逆算する
| 検証したい役割 | 次の候補 | 選ぶ理由 |
|---|---|---|
| Azureリソースを構成・管理する | Azure Administrator Associate(AZ-104) | identity、governance、storage、compute、networking、monitoringを管理者の境界で学ぶ |
| 要件からAzure構成を設計する | Azure Administrator Associate → Azure Solutions Architect Expert(AZ-305) | Expert認定にはAzure Administrator Associate認定とAZ-305の両方が必要 |
| Azureネットワークを設計・運用する | Azureリソースの作成・管理経験 → Azure Network Engineer Associate(AZ-700) | 必須の前提資格はなく、core networking、hybrid connectivity、application delivery、private accessを専門化する |
| AIの共通語彙から始める | Azure AI Fundamentals(AI-901) | 現行のAI基礎。基本的なPython構文とAzure resourceの扱いも確認する |
| Azure上でAIアプリやAgentを作る | Azure AI Apps and Agents Developer Associate(AI-103) | AIアプリとAgentの設計・実装・運用を対象にする |
| AIを含むcloud-nativeアプリを開発する | Azure AI Cloud Developer Associate(AI-200) | backend、container、data services、security、monitoringを開発者の役割で扱う |
この表はAzure資格の完全一覧ではありません。資格名や状態は変わるため、受験前にはMicrosoft Credentialsの資格一覧でAzureとCertificationを選び、現行表示を再確認します。AI-200は2026年8月29日時点で英語のみの提供なので、受験言語も公式ページで確認します。
AZ-900は「必須の一段目」ではなく、共通語彙の確認
AZ-900で扱うのは、cloud concepts、Azure architecture and services、management and governanceです。初学者がAzureのサービス名と責任範囲をそろえるには使いやすい入口です。
一方で、資格を増やすこと自体を目的にすると、次の役割が曖昧なままFundamentalsだけが並びます。私は次の三つを先に書く方がよいと考えています。
- 次に説明できるようになりたい判断は何か
- portalやCLIで実際に触る対象は何か
- 資格の後に作る小さな成果物は何か
たとえば設計を目指すなら、AZ-305だけを見るのではなく、明示前提であるAZ-104と実際の構成操作を先に置きます。AI Agentを作りたいなら、AI-901を取るかどうかより、AI-103またはAI-200が対象とする役割と、自分が作るものの境界を合わせます。
私が実際に取得した順
次は私の取得順であり、推奨順ではありません。個別の取得日は、この記事では公開しません。
| 順番 | 取得した資格 | 現在の読み方 |
|---|---|---|
| 1 | Azure Fundamentals(AZ-900) | 現行の共通入口 |
| 2 | Azure AI Fundamentals(AI-900) | 取得履歴。現在の試験はAI-901 |
| 3 | Azure Data Fundamentals(DP-900) | データ分野の基礎 |
| 4 | Azure Administrator Associate(AZ-104) | 現行。設計Expertの明示前提 |
| 5 | Security, Compliance, and Identity Fundamentals(SC-900) | security・compliance・identityの基礎 |
| 6 | Azure AI Engineer Associate(AI-102) | 取得履歴。試験はretired |
| 7 | Azure Solutions Architect Expert(AZ-305) | Azure Administrator Associateから設計へ進んだ記録 |
| 8 | Azure Developer Associate(AZ-204) | 取得履歴。試験はretired |
| 9 | Azure Network Engineer Associate(AZ-700) | 現行。networkingを専門化 |
この順番から言えるのは、私が基礎から管理へ進み、その後にAI、設計、開発、ネットワークへ広げたという事実だけです。資格ごとの証明範囲と、私にクラウド構築・運用の実務経験がないことは、資格・認定が証明すること・しないことで分けて説明しています。
2026年に変わった資格を、そのまま勧めない
古い学習記事では、すでに受験できない試験が現行資格として残りやすくなります。
| 取得履歴・旧試験 | 2026-08-30の状態 | 現在確認する候補 |
|---|---|---|
| AI-900 | 2026-06-30にretired | AI-901 |
| AI-102 | 2026-06-30にretired | AI-103 |
| AZ-204 | 2026-07-31にretired | AI-200 |
Microsoft Partner Centerの2026年7月案内は、Azure Developer Associate(AZ-204)が2026年7月31日にretireし、Azure AI Cloud Developer Associate(AI-200)へ置き換わると明記しています(2026-08-30確認)。そのため、上表ではAI-200を単なる類似資格ではなく、AZ-204の現在の置き換え先として示しています。
Retired certification examsで受験可否を確認し、取得済み資格の扱いはCredential retirementで分けて読みます。試験のretirementは、取得履歴がその日に消えるという意味ではありません。取得済み認定は個別の有効期限までactiveとして扱われ、その後は履歴へ移ります。
資格の次に置く、小さな実装
資格で覚えた言葉を、次の五つの問いへ変えると、学習と実装がつながります。
- Identity: 誰の権限で動くか
- Secret: 何を渡さずに成立させるか
- Data boundary: どこまで読み、何を返すか
- Observability: 失敗と未観測をどう区別するか
- Cost: 何を使うほど増えるか
私はこの五つを、外部APIを呼ばず既存SQLiteだけを読む小さなMCP companionで確認しました。具体的な問いは資格取得後、最初のAI Agent開発で何を検証するか、コードとテストの証拠はread-only MCP server実装記録に分けています。
受験を決める前のチェックリスト
- 公式資格ページで試験が現行か確認したか
- prerequisiteと、推奨される経験を区別したか
- 取りたい資格ではなく、検証したい役割を一文で書いたか
- Microsoft Learnの無料学習とhands-onで不足する点を確認したか
- 取得後に作る小さな成果物を決めたか
- 自分の実務経験を資格名で大きく見せていないか
この記事には教材や講座のaffiliate linkを置いていません。今後追加する場合も、私が実際に使ったものについて、公式無料資料だけでは不足した理由と、向かない人を説明できる場合に限定します。